学ぶということ

松坂和夫先生の『集合と位相』。去年の2月17日に読み始めた。記録をみると去年の12月23日に読み終えてる。基礎的な本ながら,一周するのに10カ月くらいかかってる。スランプで全然勉強していない期間が1ヶ月くらいあったので実質9カ月かな?

現在二周目を読んでいます。濃度までは割と簡単だから飛ばして,第3章順序集合から読み始めてます。現在第4章はじめあたり。

本はこの2週目以降がおいしい。1週目は何もかもが初めてで相手(本)の言っていることに振り回されるばかりで,吹っ飛ばされないように食らいついていくだけで一杯一杯になるけど,2週目,知識が部分的ではあれ整い,慣れてくると,それなりに余裕をもって読めるようになってくる。1週目で分からなかった箇所が分かるようになったり,苦しみながら理解した内容も割とあっさり理解できるようになったり。再発見と定着。知識が徐々に自分の「所有物」になっていく感覚。

この感覚を誰かに教わる/教えることは当然ながら不可能。難しい,のではなく,不可能。自分で自分の肉体を動かし,経験するしかない。これはかつては受験生時代にも感じたことではあるけれど,何かを学ぶということの本質は,誰かに教わることでは決してなく,自分自身で能動的に学ぶことだと改めて思う。

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