倍数の判定法

\(N\)を自然数とする.

\(N\)の下\(2\)桁が\(4\)の倍数\(~\Longleftrightarrow~\)\(N\)が\(4\)の倍数

証明

\(N\)を\(i\)桁目が\(a_{i-1}~(i=1,\cdots,n,a_{i-1}\in\mathbb{N})\)であるような自然数とする.
\begin{align*}
N&=a_0+a_1\times 10^{1}+a_2\times 10^{2}+\cdots+a_{n-1}\times 10^{n-1}\\
&=a_0+a_1\times 10^{1}+10^2(a_2+ a_3 \times 10 + \cdots + a_{n-1}\times 10^{n-3})\\
&=a_0+a_1\times 10^{1}+4 \times 25(a_2+ a_3 \times 10 + \cdots + a_{n-1}\times 10^{n-3})\tag{\(\ast\)}
\end{align*}

\(\Rightarrow\)について:
\(N\)の下\(2\)桁が\(4\)の倍数であるとする.\((\ast)\)により,
\[N=a_0+a_1\times 10^{1}+4 \times 25(a_2+ a_3 \times 10 + \cdots + a_{n-1}\times 10^{n-3})\]仮定により,\(N\)の下\(2\)桁が\(4\)の倍数,すなわち\(a_0+a_1\times 10^{1}\)が\(4\)の倍数であるから\(N\)は\(4\)の倍数である.

\(\Leftarrow\)について:
\(N\)が\(4\)の倍数であるとする.\((\ast)\)により,
\begin{align*}
&N=a_0+a_1\times 10^{1}+4 \times 25(a_2+ a_3 \times 10 + \cdots + a_{n-1}\times 10^{n-3})\\
\Longleftrightarrow~&a_0+a_1\times 10^{1} = N – 4 \times 25(a_2+ a_3 \times 10 + \cdots + a_{n-1}\times 10^{n-3})
\end{align*}仮定により,\(N\)は\(4\)の倍数であるから\(a_0+a_1\times 10^{1}\)すなわち\(N\)の下\(2\)桁は\(4\)の倍数である.

証明終

教科書の記述だと「\(4\)の倍数…下\(2\)桁が\(4\)の倍数である」というような記述をしており,必要条件なのか十分条件なのか曖昧なのでここにまとめておきます。他の倍数の判定もまったく同様の方針で証明できます。ちなみに合同式を使うともっと簡潔に記述できます。